森澤 京子さん
勤務先
特別養護老人ホームうららか春陽荘
高校の体験授業がきっかけで進路を決め、この施設に就職。女性が長く働ける環境です。
卒業後、現在の特別養護老人ホームに就職して5年目に入ります。ここはユニットケアという少人数ごとのケア方式を採用していて、3人の介護福祉士がご利用者さんを10人担当しています。交代で夜勤もあります。この職場を私が詳しく知ったのは、平成福祉専門学校の長期実習(1力月)でしたが、高校2年生の時に仕事体験の授業でも来ていました。
私は、介護の道か看護の道かで、高校の間かなり迷っていました。決めたのは高校3年生の終わり頃。進路の決め手になったのは、高2の授業で、ユニットケアならではの、アッ
トホームな生活ぶりを見たことです。キッチンではご飯を作っているし、ご利用者さんがテレビ番組を見て楽しそうにしている姿。職員さんたちも笑顔で、ああ、こんな温かい
空間で働けたらいいなと。人が好きで、おしゃべりも好きな私には、看護よりも介護の仕事が合っているって。介護のイメージが明るく変わりました。
平成福祉専門学校への入学後は楽しく学べましたし、就職後は、これまたずっと楽しくて、年を追うごとに楽しくなっています。性格はポジティブで、面倒なことやしんどいことを積極的に受けます。課題を乗り越えたらステップアップできると思うから。
一般的に、食事介助・排泄介助(おむつ交換やイレ誘導)・入浴介助などが介護と思われているけれど、それがメインではないと伝えたいです。介護は人が相手の仕事。会話ができれば楽しいし、コミュニケーションが難しい方でも、ふと心が通じた時、すごくうれしいです。外へ行ける時はお買い物にもご利用者さんと出かけます。家に帰りたいと
言う方を、お家の近くまでドライブにお連れしたりとか、そういうことを大事にしたいです。介護を目指す方には、介護の現場が楽しいことを伝えたいですね。介護は人と人との仕事なので、ご利用者さんに元気をもらったり、交わした言葉で助けられたりもします。
この職場は福利厚生面も充実していて、結婚後も女性が長く働ける環境だと思います。リーダーの先蜜女性もお子さんがいて、夜勤がないように調整してもらえます。施設内に託児所もあります。私は毎年、休みを調整していただき、リフレッシュに海外旅行へも行かせてもらっています。平成福祉専門学校の同級生と行くことも。韓国や香港、台湾など、英語はしゃべれないので土佐弁で乗り切ってます。あと、体力づくりにジムヘも通っています。きちんと休みが取れるからこそ余暇も充実させられます。勤続年数が増えるにつれ、責任も増してくると思います。ケアの取り組みを外部で発表したりという機会も与えられるようになりました。これからを考えて上級の資格を取るのも良いですが、今のとこるは大好きな現場の仕事をまだまだ続けていきたいです。